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HOME > コーチングエッセンス > コーチングエッセンス 2010,04,14号

コーチング・エッセンスVol.33

プライマリ・ケアにおけるポイント 【 その2 】

(1)医療界へのコーチングの広まり
 
著名な雑誌に取り上げられるなど、医療福祉分野においてもコーチングは注目を集めつつあります。

コーチングを用いた研究とし、これまでに、高脂血症・救命士学生教育・神経難病患者・機能性ディスペプシア

などでの論文報告があります。コーチングを使うことにより,通常の診療だけの場合よりも,

コレステロール濃度などの結果が良好であったり有用であると記載されています。
また,厚生労働省は「標準的な健診・保健指導プログラム」において,2008年度より

コーチング・コミュニケーションによる保健指導を採用しています。

(2)診察室で患者が不定愁訴を訴えているときの基本スキル(傾聴)

患者は不定愁訴を訴えているときに、同時に主治医を観察しています。

そのときに、「聴いている」というメッセージを伝える必要があります。コーチングでは、

あらゆる方法で「私はあなたの話を聴いています」というメッセージを伝える。相槌、頷き、

視線を合わせる、あるいは体を患者のほうに向けることだけでも聴いているというメッセージは伝わります。

反対に、目をそらしたり、視線を合わせなかったり、パソコンや電子カルテばかり見ていたり、頷きもなければ、

患者はより強く不定愁訴を訴えがちになります。
 
患者は不定愁訴を訴えるときに、主治医の動作や視線を観察して見ているということを忘れては行けません。

患者は観察することで、「私のいっていることをわかってくれているのだろうか」ということを確認しています。
 
また、不定愁訴を訴える患者の病歴を聴くときに、話を要約して伝えることも必要です。

患者がひととおり話したところで、「いまお話しになったことをまとめてみると、

つまり、〜からそういうだるい症状が出てきて、「とくに〜なのですね」などと伝えるとよいでしょう。

要約して伝えたことに対し、患者から、「はい,そのとおりです」といってきたら、

確実に患者に話を聴いてもらえたということも確認させることもできます。

(3)患者に気づかせる

不定愁訴には、薬や医学療法など医療者側から提供することで解決できる部分と、

患者本人がライフスタイルの見直しやストレス解消法に気づき,変えることにより

よくなる部分とがあります。後者の、患者自身が行動を起こさないと根本的な解決にはならないことに対し、

コーチングは有効であると言えます。
 
大切なことは、患者本人に、生活習慣などを振り返って何が原因かを自ら考えさせ、

自ら改善しようと決断させ,実行させることである.人は「何をすべきか」と考えなければ決断をしません。

そして、「こうやってみようと」決断をしければ行動を起こせません。患者自身が、不定愁訴の要因やその解決方法に
ついて深く考え、自分の意志で健康を手に入れようと決断し、そのために行動を起こすように促す必要があるといえます。
 
しかしながら、今までの医療では、患者には専門的な指導をし、そのまま一方的に決断をさせ、

行動を起こすように伝えることが主流でありました。人は一方的に「こうしなさい」、「ああしなさい」と

指示されるとなかなかやる気を出せないのも事実であります。

●次回は『プライマリ・ケアにおけるポイント(その3)』をお届けします。

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