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HOME > コーチングエッセンス > コーチングエッセンス 2009.08.16号

コーチング・エッセンスVol.23

事例で学ぶ「“聴く”技術を身につけよう!」

前回(Vol.22)は、クライアントとの信頼関係を築くために、

ぜひ身につけてほしい傾聴の技術を3つご紹介しました。
 
【1】話を最後まで聴く
【2】聴いていることを態度で示す
【3】相手の言ったことをくりかえす


今回は、この3つのスキルを保健指導の事例で紹介します。

でも似たようなケースは保健指導だけでなく身近にもあるようです。

ぜひ聴く技術として幅広く活用してみてください。

事例で学ぶコーチング

「“話をまとめるのが苦手なBさん”」のケース
中性脂肪の増加が心配される50歳代のBさん。健康情報への関心は人一倍高いのですが、

話し出すと止まらなくなり、ついつい脱線しがちです。

そんなBさんの意欲を損ねることなく、生活改善に導くポイントをみてみましょう。

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★あなた:Bさんは中性脂肪が高いので食事に気をつけるとおっしゃっていましたよね。その後、食事内容をどう変えましたか?
☆Bさん:この間、ヤセールっていうダイエット商品を雑誌で見たの。それはね、脂肪吸収を抑えるっていうのよ。
★あなた:へえー、そうなんですか!
☆Bさん:すごいなー、買おうかなと思ったんだけど、ちょっと高いのよね。
★あなた:なるほど、買おうと思ったけれどやめたのですね。お金をかけないで脂肪を抑える方法は何かありますか?

 

【ポイント その1】
食事内容を尋ねているのにダイエット商品の話を始めたBさん。

しかしあなたは、途中で口を挟むことなく最後まで聴きます。

たとえ共感できない部分があっても即座に否定せず、

いったん受けとめてから方向修正をするのが大切です。


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☆Bさん:食事の脂肪を控えればお金はかからないわよね。そうそう、近頃は食後のケーキをがまんしているのよ。
★あなた:そうですか、それはいいですね!
☆Bさん:でも、本当は食べたいの……。
★あなた:そうですよね……。でも、そんなに大好きなケーキをがまんしいるなんて、Bさんはすごいですね!

 
【ポイント その2】
「すごいですね」と賛辞の言葉をかけることで、Bさんは「認めてもらえた」と感じられ、
やる気が湧いてきます。

また、Bさんが悲しげな表情のときにあなたも悲しげな表情であいづちを打つなど、相手の気持ちに共感することが大切です。

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☆Bさん:そういえば、最近めまいを起こすことがあるのよ…。
★あなた:めまい、ですか?
☆Bさん:そう、ケーキをがまんしているから栄養失調なのかなって。あれ、もっと前からだったかしら? 

それから、手がしびれることもあるの。めまいって貧血と違うのかしら? 

中学生の頃にはよく貧血になってね……(中略)……主人は歳のせいだなんて言うのよ。
★あなた:つまり、今年に入ってから通勤中にめまいや手のしびれを感じるのですね?
☆Bさん:そうそう、そういうことなの。

 

【ポイント その4】
「つまり、これこれこういうことですね?」と保健師。「そうそう!そう言いたかったんだよ!」とうれしそうな相手。

このように相手の話を要約して確認することで、たとえ話が冗漫になってもお互いに整理できます。

また、相手に「あなたの話をきちんと聴いていますよ」というメッセージを伝える効果もあります。

話の合間に、キーワードとなる言葉だけをおうむ返しにするのもポイントなのです。

★あなた:何か運動をしていますか?
☆Bさん:実は、自転車通勤を始めようかと思っているの。
★あなた:へえー、自転車通勤ですか!
☆Bさん:最近はカッコいい自転車があるでしょう。ああいうのを買ってサーッと走ったら気持ちいいわよね…。
★あなた:本当ですね、とても気持ちいいでしょうね! Bさんのお宅から会社までは自転車で1時間くらいでしょうか。

毎日往復2時間走るために、どんな準備ができますか?
☆Bさん:ああ、たしかにいきなり2時間は無理よね……(しばし沈黙)
★あなた:「……」
☆Bさん:まずはひと駅前から歩いてみようかしら。
★あなた:それはいい考えですね。

 
【ポイント その3】
たとえ相手の言うことが実現不可能だとしても、「無理ですよ」と水を差すのは禁物です。

やる気を損ねないように、まずは受け入れて、会話を重ねることでより適切な方法を導き出すようにします。

また、相手が考えるために沈黙している間は、口を挟まずに待ちましょう。

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