医療コーチング、メディカルコーチングの人材を育成するコーチクエスト

SPIC

法人・団体様のお問い合わせはこちらから

最新情報

最新セミナースケジュール

研究成果のデータ

コーチクエストに関するお問い合わせ
TEL:0467-23-8161【受付時間】平日 10:00〜17:00
インターネットからはこちら

株式会社スピック
医療コンサルタント事業部
コーチクエスト

〒248-0006
神奈川県鎌倉市小町2-12-30
BMビル4F


HOME > コーチングエッセンス > コーチングエッセンス 2009.06.03号

コーチング・エッセンスVol.19

事例で学ぶ「質問力」の強化

今回は、コーチング・エッセンスのVol.1〜2、Vol.5〜6で述べた

「3つの質問ポイント」と「限定質問・拡大質問」を実際の「事例」で復習してみましょう。

ゴールを具体的するための3つの質問ポイント
【1】相手から問題点を引き出す
【2】具体的な数値を決める
【3】達成後のイメージを共有する


<限定質問>
YesかNoで答えられる質問です。即答できるので、答える側としては楽ですが、深い熟慮レベルまではいきません。

例えば「入院の経験はありますか?」「朝はパンですか?ご飯ですか?」「朝食は食べていますか?」といった質問です。
気をつけないと誘導質問になりがちですが、決意を促す時は有効です。

<拡大質問>
What(なに)?やHow(どのように)?という大きな質問で、YesかNoでは答えられません。

例えば「減量に成功したら何をしたいですか?」「接待を減らすにはどのような方法がありますか?」

「ストレスになっているのは何ですか?」といった質問です。

こちらから「他にはありますか?」「それから?」などと、促す事により、更に、深いレベルの熟慮が始まります。

事例で学ぶコーチング

事例に登場するHさんは、40歳代で肥満ぎみの女性。

いつもダイエット宣言をするものの、「そのうちに……」と先延ばしにしてしまいます。

そんなHさんが自らゴールを決め、やる気になるための「質問」を実際の事例で紹介します。
___________________________________


★あなた:Hさん、今のご自分の健康状態は百点満点中、何点くらいですか?
☆Hさん:そうねえ、60点くらいかな。
★あなた:60点ですね。それを何点くらいにしたいと思いますか?
☆Hさん:80点くらいあればいいわね。
★あなた:そうですか。 60点から80点にするためには何が必要でしょうね?
☆Hさん:やっぱりやせなくちゃね。わかってはいるんだけど。

【ポイント その1】
現在の健康状態に点数をつけてもらい、理想の状態と比較してもらいます。

そうすることで、Hさん自身から問題点を引き出すことができます。
___________________________________

★あなた:今、気になっていることはありますか?
☆Hさん:そういえば、階段を昇るとき息切れがするのよね。
★あなた:息切れですか。それはなぜだと思いますか?
☆Hさん:やっぱり太っているからかな。やせていた頃は全然平気だったのに……。
★あなた:そうなんですか。その頃の体に戻りたいと思いますか?
☆Hさん:もちろん思うわよ。私、やせていた頃はけっこうキレイだったのよ。
★あなた:ではHさん、その頃みたいにやせることを目標にしてみませんか?
☆Hさん:そうね、戻りたいわね。

【ポイント その2】
気になっていることや困っていることを質問し、その答えからゴールに導く方法です。

あなたから目標を口にするときは、あくまでも「提案」であって「命令」にならないように気をつけます。
___________________________________

 

★あなた:では、いつまでにどれくらい体重を減らしますか?
☆Hさん: そうね、10kgはやせなきゃ。よし、がんばって2か月で落とそう!
★あなた:Hさん、急激なダイエットは体に負担ですよ。Hさんの体重なら、4か月で10kgくらいが妥当ですが、いかがですか?
☆Hさん:そうか、じゃあ4か月で10kgにするわ。
★あなた:では、4か月後に10kg体重を落とすのを目標にしましょう。まずは、1か月後に何kg落としますか?
☆Hさん:今月は食事会が多いから……1kgくらいかな。
★あなた:Hさん、せっかくだからもう少しがんばってみませんか?
☆Hさん:そうね……じゃあ来月までに2kg減量を目標にするわ。

【ポイント その3】
ゴールを「いつ・どれくらい」に設定するか具体的な数値で決めます。最終目
標が決まったら、短い期間で区切った直近の目標を立てます。目標は、高すぎ
ず低すぎず、背伸びすれば届く程度になるようにアドバイスします。

___________________________________

☆Hさん:でもねえ、ダイエットってなかなか続かないからなあ……。
★あなた: Hさんは、10kgやせたらどんなことがしたいですか?
☆Hさん:え? そうね、おしゃれがしたいな。ミニのワンピースにレギンスっていう流行りのスタイルをしてみたい!
★あなた:へえー、 いいですね。ワンピースってどんな形のものですか?
☆Hさん:ウエストをキュッと締めるタイプね。この間お店で見つけたの、素敵なのを。
★あなた:そうなんですか。それは何色ですか?
☆Hさん:明るい紫に黒のリボンが付いてるの。
★あなた:素敵ですね! そのワンピースを着てどこに出かけるんですか?
☆Hさん:うーん……そうだ、同窓会に行きたいわ! 半年後にあるのよ。
★あなた:同窓会ですか、いいですね! Hさん、10kgやせて、紫のワンピースを着て同窓会に行くところを

イメージしてみてください。どんな気分ですか?
☆Hさん:みんなに注目されて最高の気分よ。
★あなた:私もそんなHさんの姿が目に浮かびます。それを目標に、一緒にどうすればいいか考えていきましょう。
☆Hさん:うん、すごく楽しみになってきた! 今度こそがんばれそうな気がするわ。

【ポイント その4】
ゴール後の状況をイメージしてもらうと、相手のモチベーションが上がります。
その状況について具体的に質問をして、あなた自身もイメージを共有することが大切です。

それは必ず相手に伝わり、より深い信頼関係につながります。そうすることで、

これから始まる二人三脚の指導がスムースになります。

ページTOPへ