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HOME > コーチングエッセンス > コーチングエッセンス 2009.04.15号

コーチング・エッセンスVol.16

事例で学ぶ効果的な“承認”

とっつきづらいタイプの50代の男性Eさん。

接待が多い営業職。健診の結果では、肝臓の数値が高く、アルコールの飲みすぎ、ストレスの過多が心配です。

本人も一応気になるのか、保健指導を受けには来ます。でも短気な性格で、すぐに怒って帰ってしまいます。
ここでコーチングを取り入れて、相手のやる気を出して貰うために承認してみましょう。

この事例では、「私はあなたの存在すべてを認めていますよ」と相手に伝わるような承認、

そして、相手の現状を引き出すための質問に注目してください。

 

あなたの言葉の後の【   】部分が承認のポイントです。

事例で学ぶコーチング

★あなた:Eさん、お待ちしていました。相変わらずお忙しいですか?
☆Eさん:あ?、今日も10分しか時間取れないんで手短に頼むよ。
★あなた:お忙しいのに忘れずにいらして下さるだけで嬉しいです。10 分で終わらせましょう。
【気持を伝える】
☆Eさん:頼むよ。
★あなた:では早速に本題に入りますが、Eさんは体重は少しだけ標準より多めということと、肝臓の値を何とかしたいですね。
☆Eさん:だから来てるんじゃないか!

 

【ポイントその1】
※Eさんがドタキャンせずに来てくれたことを承認し、一緒にEさんにあった改善策を探したいという気持ちを込めて、

「肝機能の値を何とかしたいですね」と切り出します。そして、お酒を飲まなくてはならない状況があるのかを確認した上で、

Eさんにとって最善の方法を探っていきましょう。


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★あなた:そうですよね! Eさん、肝臓のγ-GTPが120とまた増えて、中性脂肪も高くなっています。

何かEさんは思いあたることはありますか?
☆Eさん:・・まあ酒の飲みすぎかな!(不機嫌な様子)
★あなた:お酒の飲みぎと考えいるんですね。
【主役にする】
☆Eさん:あ? そうだよ。何たって接待が多いからね、仕方ないんだよ!
★あなた:そうですね、接待が多くてお酒を飲まれているのですね。確かにお酒を飲む量が多くいと、

肝臓の値が上がってしまうのですが、Eさんはどの様にお考えですか?【真実を伝える】
☆Eさん:接待の酒の量を減らさないといけないとは分かってはいるけど、まさかお客が酒を飲んでるのに、

ウーロン茶でという訳にはいかないしな!
★あなた:ご自身としては、お酒は肝臓に負担がかかると気になさっているのですね。
【主役にする】
☆Eさん:まあそうだよな、そうなんだけどね・・・・。
★あなた:この問題を解決するには何をなさると良いとお考えですか?
【主役にする】
☆Eさん:思いついたら、さっさとやってるよ!
★あなた:Eさんも気になさってるんですね! では、何か良い方法を一緒に探すために、お尋ねしますね。

Eさんは、お酒といっても具体的に何を召し上がってるんですか?
☆Eさん:最初はビールで乾杯をして、後はウイスキーのロック。その後に、日本酒かな・・
★あなた:ビールとロックのウイスキー、そして日本酒ですね。どんなおつまみを召し上がっていますか?
☆Eさん:いや、そんなに食べないよ、食うと太ってしまいそうなんでね・・。
★あなた:体重を気になさってるんですね。
【存在を気づいていることを伝える】
☆Eさん:・・一応な(ちょっと自慢げ)
★あなた:Eさん、なぜ水割りでなくロックなのですか?
☆Eさん:薄めるよりはおいしいしな。後は、つい格好をつけて、ロックを頼んでしまうんだよ。
★あなた:そうなんですね! Eさん、ついロックとの事ですが、水割りに抵抗はおありですか?」
☆Eさん:いや?別に抵抗はないけどな。ついな・・・
★あなた:ついなんですね! Eさん、ロックと水割りとではアルコール度数が異なってくるのはご存知ですか?
☆Eさん:知ってるけど、気にしてなかったよ。
★あなた:Eさんのからだにとって一番良いお酒の飲み方について何か工夫ができるのかしら?」
【主役にする】
☆Eさん:「飲み方を工夫か、何ができるかな。度数の少ないのを意識的に飲む様にするか。水割りに焼酎とかにしてもよいかな・・・。
★あなた:いい案ですね! その他に何か飲み方の工夫はできますか?
【ほめる】
☆Eさん:その他にか? う?ん、あったら教えて欲しいよ!
★あなた:例えば太らないようなおつまみをオーダーなさるとかはどうですか?
☆Eさん;そんな都合の良いのあるのかよ。どういうのが太らないんだ?
★あなた:例えば・・・・(省略)
☆Eさん:そいつはいいこと聞いた! 試してみるよ。
★あなた:ぜひ! 他に私にできる事は何かありますか?
☆Eさん:そうだな・・・肝臓をよくする食事があったら教えてくれないか。
★あなた:喜んで!
中略
★あなた:Eさん、10分くらいお話させて頂きましたがどうでしたか?
☆Eさん:そうだね。あんたが、酒を辞めろというんでなく、飲み方を工夫しろって気づかせてくれてよかったよ。

辞めろといわれてたら、帰ってただろうな・・・。
★あなた:ありがとうございます! 私はEさんがのお体について関心を持って下さるのがわかって嬉しかったです。
【気持を伝える】【ほめる】【存在を気づいていることを伝える】

 

★☆★ コーチングのツボ ★☆★

相手のやる気を引き出すためには、相手の事を受け止め、承認することが必要です。

つい、結論を急ぎすぎた保健指導は、相手を脅してしまったり、相手の行動を否定してしまう場合もあります。

これでは…“やる気”にはつながりません。人によってお酒を飲む理由は、ただ好きだからという人、

心配事を飲んでまぎらわす人など様々です。辞められない理由は何か、本当はどうしたいのかに、

耳を傾け、それを承認します。先日、企業の健保連でコーチングの研修を行ったときに、

ある保健師さんは「意識して相手の話に耳を傾けることで、相手の話の中にキーワードがある事に気がついた」と話してくれました。
それは「家族」「会社」「子供」「健康」に関わることなど相手にとってとても大事な言葉です。

意識して相手の話に耳を傾けると、相手の言葉の中には必ずキーワードがあります。

そのキーワードを承認することでお酒をやめたり、禁煙を始めるなど相手の行動を変容するきっかけを作る事ができます。

 

 

 

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