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HOME > コーチングエッセンス > コーチングエッセンス 2009.03.14号

コーチング・エッセンスVol.14

明確な戦略を立ててゴールへの意欲を盛り立てよう!!その2

前回は「明確な戦略を立てて。ゴールへの意欲を盛り立てよう!!」をご紹介いたしました。

今回は、目標に向かって戦略を立てるプロセスから、立てた戦略の再確認までを実際の事例でご紹介していきます。

事例で学ぶコーチング

メタボを解消したいKさん
Kさんは営業職で40歳代。学生時代にラグビー部で鍛えた立派な体も、運動不足ですっかりメタボに……。

そんなKさんが減量という目標に向かって戦略を立てるプロセスを追ってみましょう。
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★あなた:Kさんは、4か月で10Kgの減量を目標にしていますよね。そのゴールに向けて、

何を始めましょうか? 5つ挙げてみてください。
☆Kさん:5つですか、うーん……。
★あなた:……。
☆Kさん:……やっぱり食事制限ですかね。外食を減らすとか、夜食をガマンするとか。ビールの本数も減らそうかな。

運動もしたいけど、する暇があるかどうか……。
★あなた:Kさん、できるかできないかは置いておいて、とりあえず思いつくままに挙げてみましょうか。
☆Kさん:じゃ、運動も。なるべく歩くようにしたり、できればスポーツジムに行ったりしたいんですけどね。

 

【ポイントその1】

戦略を立てる上で、まず相手の考えを尋ねます。答えを複数挙げてもらうことで、

戦略の幅が広がります。相手が答えに詰まっても、思いつくまでじっと待つことが肝心です。

なかなか答えが出ない場合は、「する・しないに関わらず挙げてください」と促すことで、数多く引き出せます。
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★あなた:今挙がった中で、一番効果的なことは何でしょうね?
☆Kさん:やっぱり運動ですかね。スポーツジムで体を動かせば、気分がスッキリして食事制限にも耐えられるような気がするんです。
★あなた:どこのスポーツジムに行くのですか?
☆Kさん:最近、近所に深夜までやっているジムがオープンしたんですよ。
★あなた:それはいいですね。そのジムでどんな運動をしましょうか?
☆Kさん:学生時代みたいに思い切り汗をかきたいんですよ。ちょっと恥ずかしいけど、エアロビがいいかなって……。
★あなた:いいじゃないですか! エアロビは有酸素運動だから脂肪燃焼にはピッタリですよ。週に何回くらいできそうですか?
☆Kさん:うーん……金曜日の夜なら30分くらい、何とか行けるかなあ。
★あなた:では、毎週金曜の夜はエアロビタイムですね!

 

【ポイントその2】

戦略を挙げてもらったら、「一番効果的なことは?」「すぐにできることは?」などという質問で優先順位をつけます。

そして、優先順位が高い順に内容を具体的に落とし込んでいきます。

「いつ・どこで・何を・どのくらい」するかを質問で明確にすることが大切です。
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★あなた:ところでKさん、エアロビをするときはどんなウェアを着るんですか?
☆Kさん:えっ、ウェアですか? うーん……汗をかいてもすぐ乾く××のトレーニングウェアがいいかなあ。
★あなた:何色の、どんな形のウェアですか?
☆Kさん:黒いTシャツに黒いハーフパンツですかね。キリッと見えるでしょ。
★あなた:それはカッコいいでしょうね!
☆Kさん:えへへ、そうですか?
★あなた:2人のお子さんは、Kさんに「やせてほしい」って言っているのですよね? 

パパがカッコいいウェアで運動を始めるのを、きっと応援してくれますよ。
☆Kさん:そうかー……何だか今すぐウェアを買いに行きたくなってきました!

 

【ポイントその3】

戦略に取り組んでいるときのようすを具体的にイメージできるように、

服装の形や色、周囲の情景などを尋ねます。

相手が関心を持てるような質問をするのがコツです。

また、相手の「強み(後押ししてくれる存在)」を利用してイメージを具体化すると、

ますます相手のモチベーションがアップします。
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★あなた:最後に、Kさんのお考えを私なりにまとめてみますね。

毎週金曜日の夜に△△ジムでエアロビを1セットする。それから……(中略)……以上でよろしいですか?
☆Kさん:はい、そのとおりです。
★あなた:追加することはありませんか?
☆Kさん:ええ、ありません。
★あなた:では、この戦略で一緒にゴールまでがんばりましょうね!
☆Kさん:はい、やるべきことがハッキリしたらテンションが上がってきました! がんばります!

 

【ポイントその4】

最後にまとめて言うことで、お互いに戦略を再確認します。

その際、相手が決めた戦略だと意識できるように「○○さんは、こうお考えですよね?」という言い方をします。

「こうしてください」と命令口調にならないように注意しましょう。

★☆★ コーチングのツボ ★☆★

保健指導のプロとして、「相手に戦略を決めさせる」というコーチングの手法に抵抗を感じる人もいるでしょう。

しかし、近年の健康ブームのおかげで一般人の知識レベルは相当上がっています。

現代の保健指導に必要なのは、相手をやる気にさせるスキルなのです。

つい教えたくなるところをグッとこらえて、相手の考えを引き出す役目に徹しましょう。

そうすることが、結果的にゴールへの近道になるのです。

 


 

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