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HOME > コーチングエッセンス > コーチングエッセンス 2009.02.16号

コーチング・エッセンスVol.12

人それぞれ異なる "障害"と"強み"を把握しよう!

20歳代のSさんは超多忙なシステムエンジニア。

生活習慣病予防のために禁煙を目標に掲げたものの、ついタバコに手が伸びる毎日です。

Sさんの障害と強みを明らかにして、目標達成に近づくコツを学びましょう。

 

保「Sさん、なんで禁煙やめちゃったの?」

 S「すみません、頑張ったんだけど、周りの連中がみんな吸うから……」  (Sさん20歳代男性。気弱なかんじ)

保「周りは関係ないでしょ!タバコをやめるって前回、約束したじゃないの!」   (ガミガミ)

S「でも、このところ飲み会も多かったし、忙しいからストレスもあるし…」   (不満気に)

保「理由はともかく、自分でやめるって言ったんだから、やめなきゃね!!」

S「……」(全然聴いてもらえず、かなり鬱屈している)

保「次回までに必ずやめること!わかりましたね」(保健師後ろを向く)

S「(心の声)あーイライラする!!やってらんないよ!!」 (保健師に見えないようにタバコをくわえる)

禁煙に挫折してばかりのSさん

★あなた:Sさんが禁煙するのを邪魔している要素は何ですか?3つ挙げてみてください。
☆Sさん:そうだなあ……まず、僕の周囲の連中がほとんど喫煙者なんですよ。
★あなた:そうですか、周りの人が吸うと吸いたくなるものでしょうね。
☆Sさん:ええ、そうなんです。それから、付き合い酒が多いんです。お酒を飲むと、どうしても一服したくなるんですよね。
★あなた:なるほど。あとは何でしょう?
☆Sさん:あとは……うーん思いつかないなあ。
★あなた:では、ついやってしまうことはありませんか?
☆Sさん:ああ、今は仕事が大変な時期で、イライラするとついタバコに手が伸びることがよくあります。
★あなた:なるほど。つまりSさんにとって、周囲に喫煙者が多いこと、お酒を飲む機会が多いこと、

イライラしてしまうことが障害となっているのですね。
☆Sさん:いわれてみるとそうですね。

 

 【ポイントその1】
イライラするとついタバコに手がいって一服してしまい、「ああ〜また吸ってしまった……」と
少し後悔しているSさんが

想像できます。障害を挙げてもらうときには、「3つ挙げてください」というように数を指定すると効果的です。
そうすることで、本人すら気づいていない問題点を引き出すことができます。

また、なかなか思いつかない人には、「ついやってしまうことは?」「あなたの弱点は?」などと

聞き方を変えてみると、意外なほど挙がってくるものです。

______________________________

★あなた:では、その3つのうち一番楽に解決できそうなのは何ですか?
☆Sさん:そうだなあ、イライラしたときについ吸ってしまうことですね。
★あなた:そうですか。それを止める方法を3つ挙げるとしたら、何でしょう?
☆Sさん:うーん……タバコを手元に置かないこと。イライラしないこと。吸いたい衝動を抑えることかな。
★あなた: そのなかで、一番すぐにできることは何ですか?
☆Sさん:タバコを手元に置かないこと……って当たり前ですが、これが難しいんですよ!

イライラして仕事が手につかないんですから。
★あなた: なるほど。Sさん、私から一つ提案してもいいですか?
☆Sさん:はい、何ですか?
★あなた: タバコを吸いたいという衝動は、30秒ほどしか持続しないという説があるのです。

吸いたくなったら、30秒間深呼吸したり、周囲を歩いてみたり、水を飲んでみたりして、気を紛らすのはどうでしょう?
☆Sさん:そうなんですか? それなら僕にもできるかなあ。

 

 【ポイントその2】
「30秒、30秒……」と唱えながらグルグル歩いたり深呼吸を繰り返すSさんが、想像できます。

複数の障害のなかから、解消しやすい順番を決めてもらい、
解消法を挙げてもらいます。解消法が見つからない事柄については、アドバイスをするのもよいでしょう。

その際、まず「提案してもよいですか?」と質問すると、相手は素直に耳を傾けてくれます。

残りの障害についても、同じように解消法を探ります。

______________________________

 

★あなた:今度は、Sさんの禁煙を後押しする要素を3つ教えてください。
☆Sさん:うーん……特にないなあ〜。
★あなた:たとえば、サポートしてくれる人はいませんか?
☆Sさん:ああ、それなら同期のJがいます。「どっちが先に禁煙できるか
競争しよう」って言ってるんですよ。
★あなた:それはいいですね!励ましあいながら禁煙できますね。
☆Sさん:そういえばJから禁煙ガムをもらったことがあったなあ。
★あなた:あ、それは利用できますね。Sさん、2つも後押ししてくれる存在があるじゃないですか!
☆Sさん:本当だ……忘れていました。
★あなた:ところでSさん、ご自分の良いところは何だと思いますか?
☆Sさん:え? そうだなあ、僕は意外とマメなんですよ。ブログは毎日更新しているし。
★あなた:それはすごい!ブログで禁煙日記、なんて面白いかもしれませんね。
☆Sさん:あ、それ面白い!それなら禁煙も楽しめそうです。

 

【ポイント!その3】
同期のJの顔を思い浮かべ「負けるもんか!」と言いながら「ガチンコ禁煙対
決!」というブログを書き込むSさんが想像できるような気がしますね。
複数の答えを挙げてもらうことで、思いがけない強みを発掘できます。

「サポートしてくれる人は?」「あなたの長所は?」など、いろいろと聞き方を変えてみると、

相手もピンとくるでしょう。強みが明らかになると、戦略はおのずと固まってきます。

★☆★ コーチングのツボ ★☆★

障害を聞くときに陥りがちなのは、「○○さんは外食が多いですよね」

「運動が苦手なんですよね」とあなたから挙げてしまうこと。

相手が自ら考えるのを止めてしまうので、言いたくなるのをグッとこらえて、

相手の口から言ってもらうようにしましょう。

強みについても同じです。とくに強みは相手自身が自覚していない場合が多いので、

辛抱強くさまざまな聞き方をするのがコツです。

 

 

 

 

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